Sydney, 2008年12月24日, AEST (ABN Newswire) - 新たなマイナスの経済データにより、昨夜の米国株式は下落した。11月の新築・中古住宅の販売は低下し、価格も下落した。これは低調な株式市場と急速に悪化する経済により、消費者たちが市場から追いやられてしまったことによる。
米ドルの下落や中国の輸入増加のもとでメタル価格 が上昇したものの、昨日のオーストラリア市場は Rio (ASX:RIO) と BHP (ASX:BHP) の先導により若干安で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は26ポイント・0.73％下落の3,531.4、全株価指数は24.1ポイント・0.69％下落の3,468.2であった。
午前6時45分、シドニー先物取引所における3月株価指数先物契約は104ポイント下落し3,546であった。
低調な金価格や取引後半での米国株式の下落により国内通貨が少ない取引の中で引き下げられ、豪ドルは若干安で取引を開始した。AEDT7時、豪ドルは火曜日の終値0.6838/40米ドルから下落し0.6814/19米ドルで取引された。
クリスマス前の少ない取引において、石油価格は1バレル40米ドルを下回った。ニューヨーク商品取引所における2月納品軽質スイート原油は、0.93米ドル下落し1バレル38.98米ドルとなった。
注目の経済事象と数値
北米、日本、ヨーロッパにおいて景気後退が見込まれるなか、国際航空運送協会は来年の国際線乗客数3％減を予測している。シドニー空港の11月利用者数は、国際線において5.5％減、国内線において1％減を記録した。国内線の乗客数はクリスマスにかけて持ちこたえると航空会社各社が語るなか、 Qantas は同社の国際線の利用者数が打撃を受けていると報告した。同社の10月国際線乗客数は前年比7％減、国際線の搭乗率は2.4％低下した。
企業合併・買収ニュース
マレーシアの低価格航空会社 AirAsia は、同社が Qantas (ASX:QAN) の廉価版子会社 Jetstar と潜在的な合併についての準備段階の話し合いをしているという憶測を否定した。
Babcock & Brown Infrastructure (ASX:BBI) は、同社 Euroports 事業において合計で同事業の29.7％となる新株を投資家2者に対し販売することに合意したと語る。 Antin Infrastructure Partners は Euoports の株式19.9％の購入に合意し、 Babcock & Brown European Infrastrucure Fund が9.8％を取得する。
AGL Energy Ltd. (ASX:AGK) は、ニューサウスウェールズ州における同社の炭層ガス資産を拡大するため、炭層ガス生産業者 Sydney Gas Ltd. (ASX:SGL) に対し1億7,100万豪ドルでの友好的買収入札を行ったと語った。
Commonwealth Bank (ASX:CBA) は最高で40億豪ドルとなる Wizard 関連住宅ローンを取得する可能性がある。同行は2月末に20億豪ドル相当分のローンを買い上げる予定で、残り20億豪ドル分のローン取得について協議を行っている。
重要企業ニュース
推定200億豪ドルの凍結されたオーストラリアの資金に加え、ヘッジファンド・マネージャー HFA holdings (ASX:HFA) は昨日、経済混乱のため金融会社により管理される11億豪ドルの資金を凍結した。
Linc Energy (ASX:LNC) は、中国の Xinwen Mining Group への同社クイーンズランド州石炭施設の一部売却を含む15億ドルの取引が、国際金融危機のために遅れていると語った。この取引は6週間から8週間の間に完了すると見られている。
Bendigo and Adelaide Bank (ASX:BEN) は、機関投資家への株式募集と個人株主への株式取得計画を通じて1億7,500万豪ドルを調達した。
Leighton Holdings (ASX:LEI) は、クイーンズランド州の Eastern Busway を建設する4億6,000万豪ドルの契約を獲得した。また、今後数週間のうちに Leighton はモンゴルにおける小規模の採掘契約を発表するものと見られている。
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